国分町校舎オープンキャンパス&特別セミナー 今野先生の実技
大変貴重ですので是非ご覧ください。次年度もこのようなセミナーを開催予定ですので、在校生・卒業生・他校生問わずご参加をお待ちしております。
10月18日 国分町校舎オープンキャンパス&特別セミナーが開催されました。特別セミナーの様子をご覧ください。
11:00から当校専任教員の浦山久嗣先生の講演がはじまりました。
古代に中国から伝来した鍼灸術が日本でどう変化していくのか?『経穴』『経絡』『御園家』『杉山家』などのルーツを辿り、古典文献を元に詳しく説明されていました。
講演の最後で、ガンジーの言葉から引用された『前進するなら、歴史を繰り返すのではなく新しい歴史をつくろう。私たちの祖先が残した遺産に、新たな良きものを加えよう。』というメッセージが印象的でした。
昼休みを挟んで、13:00からは非常勤講師の小林厳先生の講演です。
小林先生は中国のハルピン市出身で、先生自身の中医師としての活動、日本留学時(東北大学医学部時代の研究や赤門の学生時代)の経験談、仙台での開業後の苦労話をされていました。
最後には肩関節痛の配穴法である肩三針(肩了、肩髃、肩前)を用いる際のポイントを披露されていました。
14:20から今野正弘先生(当校非常勤講師)の実技セクションです。
最初に経絡治療の根幹である生命エネルギーの低下状態(=精気の虚)の基本事項を説明、続いて『なぜその症状が起きるのか?』という病理考察(気血津液の虚、臓腑経絡への波及)について説明されていました。
実技では患者モデルをピックアップし、腰痛とアキレス腱の部分断裂の症状に対するアプローチ、冷え・発汗など愁訴に対しての鍼灸治療(接触鍼法、井上式知熱灸)について実技披露されていました。
大変貴重なセミナーとなりました。3名の先生方ありがとうございました。東洋療法教育専攻科では次年度も勉強会(セミナー)を企画したいと考えております。よろしくお願いします。