2020年9月19日(土)に赤門鍼灸柔整専門学校青葉山校舎にてオープンキャンパスを開催いたしました。
ご参加いただいた皆さんありがとうございました!
【開催内容】
・鍼灸実技「夏バテ予防のお灸」
・柔道整復実技「体にフィットするシーネ固定」
・学校説明
・個別相談
赤門鍼灸柔整専門学校のオープンキャンパスの詳細については下記をご確認ください。
2020年9月19日(土)に赤門鍼灸柔整専門学校青葉山校舎にてオープンキャンパスを開催いたしました。
ご参加いただいた皆さんありがとうございました!
【開催内容】
・鍼灸実技「夏バテ予防のお灸」
・柔道整復実技「体にフィットするシーネ固定」
・学校説明
・個別相談
赤門鍼灸柔整専門学校のオープンキャンパスの詳細については下記をご確認ください。
▼腰痛は国民病
厚生労働省が毎年実施している「国民生活基礎調査」において、3年に1度、健康に関する調査も行っています。その一項目に「自覚症状の状況」(複数回答)があります。
最新の調査結果(2019年)、もっとも多い自覚症状は「腰痛」(男性で1位、女性では2位。女性の1位は肩こり。過去の調査も同様)でした。
▼腰痛の診療は難しい
腰痛の最新の診療の指針として『腰痛診療ガイドライン2019改訂版』(監修:日本整形外科学会、日本腰痛学会)があります。この序文で「腰痛診療は,未だ『発展途上』と言っても過言ではない.」と述べています。
腰痛の原因は多種多様で心因性のものもあり、「腰椎から脳にいたるあらゆる部位で様々な病態が関与」し、原因不明なものは「未確立の疾患群を詰め込んだ症候群であり、未だ検討の余地が残る」との記載からも腰痛の診療は難しい領域であることが伺われます。
▼腰のために自分でできること
上記ガイドラインに日常生活における留意点の記載がありましたので列挙します。
1.腰痛予防のための
①健康的な体重の管理
②適正飲酒と禁煙
③日常的な運動習慣
④穏やかでストレスが少ない生活
2.腰痛の悪化を防ぐには
①急性腰痛(自然に軽快することが多い)の回復には安静よりも活動維持が良い
②慢性化の防止が大切(慢性腰痛は治りにくい)
③心理社会的要因(うつや精神的ストレスなど)は腰痛を長引かせ、治療効果にも影響を与えるので注意
④身体的・精神的に健康な生活習慣は腰痛の回復に良い影響を与える
▼腰痛に悩まない日常のために
東洋医学では人体を小宇宙と仮定し全身の調整を行います。これは心理面への効果も期待され、前述の腰痛の予防・悪化防止の生活習慣にも良い影響を与えます。
腰痛の中には危険な原因によるものもあります。そのような徴候がみられるときは専門家の受診を提案いたします。
腰痛の症状があっても放置している人が多く、幸福度にも影響を与えているようです。幸福度を上げるためにも、東洋医学の門を叩いてみてはいかがでしょうか。
(専任教員)長岡靖彦
日本看護協会長賞を系列校 仙台赤門短期大学 教授・学科長である佐藤喜根子先生が「日本看護協会長賞」を受賞しました。
佐藤喜根子先生、この度はご受賞おめでとうございます!心よりお祝い申し上げます。
仙台赤門短期大学 教員紹介ページ
2020年9月4日(金)に赤門鍼灸柔整専門学校青葉山校舎にてオープンキャンパスを開催いたしました。
ご参加いただいた皆さんありがとうございました!
【開催内容】
・模擬授業「鍼治療の実際」
・学校説明
・個別相談
赤門鍼灸柔整専門学校のオープンキャンパスの詳細については下記をご確認ください。
2020年8月22日(土)に赤門鍼灸柔整専門学校青葉山校舎にてオープンキャンパスを開催いたしました。
ご参加いただいた皆さんありがとうございました!
【開催内容】
・模擬授業「あマ指・鍼灸・柔道整復師の話」
・鍼灸実技「鍼治療の実際」
・柔整実技「一人で出来るテーピング」
・学校説明
・個別相談
赤門鍼灸柔整専門学校のオープンキャンパスの詳細については下記をご確認ください。
『にわかアスリート』になった方、久々の運動がたいへん心地良くつい運動量を増やしてしまい、翌朝以降、全身の筋肉痛で目を覚ますという辛い朝を迎えた経験を持つ方も多いのではないでしょうか。
筋肉痛には、運動中から発生する『急性筋肉痛』と、運動後、一定の時間が経過してから症状が生じる『遅発性筋肉痛』があり、多くの方が体験するのはまさに『遅発性筋肉痛』です。
この遅発性筋肉痛が生じるメカニズムには様々な説がありますが、多くは不慣れな運動や自身の体力以上の運動を行うことで、筋肉が過度に収縮を繰り返し、筋組織や周辺の組織が損傷、さらに痛みを感じる物質等が加わり炎症が起こり、運動後、数時間から数日後に痛みが生じるものです。
そこでこの痛みを少なくするため、または筋肉に損傷を起こさないためにも筋肉の動かし方に1つのポイントがあります。
運動中の動きには、
1)重い物を持ち上げる(筋肉が縮んで力を出す)
2)重い物をゆっくり降ろす(力の入った筋肉が伸ばされながら動く)
3)筋肉にグッと力を入れるだけ(関節は動かない)
があります。この中で、注目したいのは、2)の重い物をゆっくり降ろす、伸張性収縮です。
この筋肉が伸ばされる動きは、筋線維への負荷が大きくトレーニング効果を出すための重要なポイントですが、強すぎると筋損傷や筋肉痛を発生させる大きな原因の1つと言われています。ダンベルを握って持ち上げる運動であればそこからダンベルを下ろす動き、ジョギングであれば坂を下るときに無意識に行っているブレーキをかける動き、この動きが要注意ということです。
運動中、無意識に行っていた伸ばされているときの動き方やブレーキ動作を意識し、無駄、無理のないフォームなのか等、一連の動作をゆっくり観察される時間を取ってみてはいかがでしょうか。フォームのチェック、そして関連する筋群の補強運動やストレッチングを行うなど、いつも無意識に行っていた運動の中に新たな気付きや楽しさが出てくること、そしてこれらが筋肉痛軽減の1つになるかもしれません。
残念ながら発生してしまった筋肉痛に対しての基本的な処置は安静や冷却ですが、症状によっては温める場合、動作に支障をきたす痛みでは固定が必要になることもるので、このような場合には、お近くの接骨院(整骨院)を受診されて適切な治療を受けて下さい。治療と合わせ、自身に適する運動方法について相談されてはいかがでしょうか。
健康維持のためにも運動は楽しく、そしていつまでも続けたいものですね。
(学科主任兼学生支援主任)高橋武彦
2020年8月8日(土)に赤門鍼灸柔整専門学校青葉山校舎にてオープンキャンパスを開催いたしました。
ご参加いただいた皆さんありがとうございました!
【開催内容】
・模擬授業「最先端の鍼灸・柔道整復治療」
・鍼灸実技「お灸をやってみよう」
・柔整実技「ケガの応急処置(デモンストレーション)」
・学校説明
・個別相談
赤門鍼灸柔整専門学校のオープンキャンパスの詳細については下記をご確認ください。
一般に「筋肉痛」とは、運動した翌日以降に筋肉が痛む「遅発性筋痛」を指します。
しかし、医療での「筋肉痛」は一般のそれとは異なります。
様々な疾患による全身性のものと、物にぶつかったりトレーニング後に生じる局所性とに大別されます。
全身性筋痛の原因としては、感染症、リウマチ性疾患、循環障害、内分泌疾患などがあります。風邪やインフルエンザなどの時に筋肉が「痛い」という経験はないでしょうか?これも「筋肉痛」といえるのです。
このように一言で「筋肉痛」といっても様々な原因が考えられます。
今回は、トレーニング後に生じる「遅発性筋痛」についてお話しをしたいと思います。
「遅発性筋痛」の原因 ※1
トレーニングでの負荷(時間・回数・強度など)により、筋線維が損傷を受けることで炎症を引き起こし、「筋肉痛」が発生します。そして、筋線維は回復すると以前より少し太くなります。ただし、「筋肉痛」が起きなくても、筋肉に刺激(トレーニングなど)を与えることにより筋肉は強くなります。
「遅発性筋痛」の予防について ※1
運動をする前に筋肉のエネルギーとなる、タンパク質を取ることが重要です。また、水分摂取も重要です。水分が少ないと血液循環が悪くなり細胞に酸素や栄養が行きわたらなくなるからです。それと睡眠をしっかりとりましょう。
運動で損傷した筋肉を修復してくれます。
最後にトレーニングによる「筋肉痛」の予防には、トレーニング前後のストレッチと軽い運動が重要です。「痛い」からと、寝ていると血流循環が悪くなり、治るのが遅くなります。そのため、ウォーキングなどの軽い運動をして損傷した筋肉に栄養などを送り、回復の手助けをすることが重要です。
「遅発性筋痛」と鍼灸 ※2
鍼灸施術には血液循環を良くする働きがあります。トレーニング後に鍼灸施術を受けることにより、鍼で刺激された局所では筋肉の緊張を緩和し、血流を改善できます。
参考資料
※1 大正製薬ダイレクト 健康お役立ち情報 健康コラム
https://www.taisho-direct.jp/simages/m/contents/column/body/cure02/
※2 株式会社医道の日本社 はりきゅう理論 第1版 第9章鍼灸治効の基礎
(専任教員)古川雄一郎