施術内容 | あん摩マッサージ指圧・鍼灸・接骨 |
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開業日 | 平成21年4月24日 開業 |
院長名 | 稲川 史人 |
卒業情報 | 柔道整復学科 平成9年度卒業 |
住所 | 〒111-0041 東京都台東区元浅草1-3-1 シティハウス新御徒町303 |
電話 | 080-4462-2310 |
ホームページ | https://ikikaku0424.com/ |
営業時間 | 各院によるため詳細は株式会社I企画ホームページをご覧ください。 |
定休日 | 無 |
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株式会社I企画
新型コロナウイルス、鍼灸治療で免疫力はあがるのか!?
最近は毎日、新型コロナウイルス(COVID-19)の報道がされています。
首相官邸のホームページ『新型コロナウイルス感染症に備えて ~一人ひとりができる対策を知っておこう~』1)には、「普段から、十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、免疫力を高めておきます。」と掲載されています。
そこで今回は、「免疫力を高める」ために鍼灸の効果があるかお話したいと思います。
鍼灸養成学校には『はりきゅう理論』2)という科目があり、鍼灸施術の科学的解明を学びます。その中の『鍼灸治療による生体防御機構に及ぼす影響』3)のページには、鍼灸の科学的な免疫系に対する反応が記載されています。
まずは、鍼の免疫系に対する反応から説明していきます。
鍼施術をすることにより、NK細胞やT細胞の移行を促進することが報告されています。NK細胞は、ウイルス感染した細胞を破壊し、ウイルスの排除を行う作用があります。T細胞には様々な種類が存在しますが、ここでは特にウイルス感染に関与する細胞傷害性T細胞を紹介します。細胞傷害性T細胞は、ウイルス感染した細胞を破壊し、そのウイルスを記憶、そして次に感染した時に迅速な対応を行えるようにする働きがあります。このような事から、鍼施術をすることにより細菌・ウイルスを排除し、次に同じウイルスに感染しても対応が早くなる可能性があります。
次にお灸の免疫系への反応を説明していきます。
お灸施術をすることにより、マクロファージが施術後と5日後に活性化する事が認められています。マクロファージとは、体に入って来る異物(細菌など)に対して、貪食(どんしょく)(異物を細胞内に取り込み、殺菌する働き)する作用があります。
また、NHK総合にて2018年9月24日に放送された『東洋医学 ホントのチカラ』の中で、『モクサアフリカ』4)の活動が放送されました。『モクサアフリカ』とはアフリカでの結核予防、HIV/エイズとの重複感染や薬剤耐性結核といった脅威をお灸の働きにより取り除く取り組みです。ここでも、免疫力を高める作用が関わっています。ホームページには、2016年にRCT/臨床研究の結果、結核とHIV患者のお灸の効能として免疫力(CD4)の向上を証明することに成功したとの報告もあります。
このような事から、お灸は結核などの細菌やウイルスの予防や感染後の進行を抑える可能性があります。
鍼・灸ともに免疫系の活動を亢進するとの報告があります。
最近は、毎日新型コロナウイルス(COVID-19)の報道が行われています。
そこで、鍼灸施術を受けご自身の免疫力を高めてみてはいかがでしょうか。
1)首相官邸 https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html
2)公益社団法人東洋療法学校協会:はりきゅう理論(2019)
3)公益社団法人東洋療法学校協会:はりきゅう理論(2019)P86-89
4)MOXAFRICA JAPAN https://www.moxafrica-japan.com/
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新型コロナウイルス、鍼灸治療で免疫力はあがるのか!?第2段~COVID-19(新型コロナウィルス) のための鍼灸介入ガイドライン~
グランドゴルフ大会にボランティアとして参加しました。
2020年2月23日(日)に、『第7回仙台市学区民グランドゴルフ大会』がシェルコム仙台で開催されました。
赤門鍼灸柔整専門学校の教員と学生で「出張治療ボランティア」として参加してきました。
グランドゴルフ大会は、参加者とボランティアを合わせて400名近くの大きな大会です。選手がケガをした時の応急処置や選手・応援者・審判ボランティアの方々の慢性疲労・怪我等をはり治療、マッサージ治療、ストレッチやテーピング等で、延べ53人治療を行いました。
今年度は、今回のグランドゴルフ大会でスポーツ大会のボランティア参加は終了します。次年度は5月頃からスポーツ大会ボランティア開始します。
ホームページなどでボランティアの様子をお知らせしますので、お楽しみに!
第22回『ママとベビーのための鍼灸[逆子・つわり解消]』<赤門教職員コラムリレー>
妊娠初期に妊婦さんを悩ませる「つわり」は、全くない人もいれば、点滴や入院など重症化する方もいらっしゃいます。
「つわり」はベビーからママへの「無理しないで」というメッセージであるというのです。
しかし、症状がひどいと不安になり体調管理するのにも一苦労ですよね。
現代医学では妊娠初期の「つわり」は、生理的なもので、軽症なものは病気と考えませんが、東洋医学では、身体の異常と考え、症状に合わせオーダーメード治療をいたします。
今回は、軽症なつわりの軽減法をご紹介いたします。
1:吐き気を抑える「内関(ないかん)」
内関:前腕の内側、手首から肘に向かい、手首の付け根の中央から指2本分の所に皮内針または按圧してみてください。
同時に足三里、太衝穴もプラスすると効果的!
2:胃腸の不調に「章門(しょうもん)・京門(けいもん)」
章門は胃や肝臓の働きを助けるツボで、消化不良や吐き気、手足がだるいなどの症状を和らげてくれます。
京門は胃腸の不調、吐き気に効果的です。
いずれも脇腹にあるので、軽く撫でるか、温灸器(棒灸)などで温めるように施術します。
3:早朝、空腹時のつわりの救世主「梅番茶」!
お茶碗に梅干し1個すりつぶす。ショウガの汁少々、醤油1~2滴を加えて熱い番茶を注ぐ。
梅番茶は新陳代謝を促進し、血行をよくして胃腸の働きを活発にするので、吐き気やむかつきなどの症状を抑えてくれることでしょう。
個人差はありますが、軽症であれば、病院と連携しながら、上記のような鍼灸・マッサージ治療も有効ですが、重症な妊娠悪阻は必ず病院受診をおすすめします。
かけがえのないベビーとの対面を楽しみながら、焦らず、ゆっくり、少しずつママになっていただきたいです。
(専任教員)川嶋睦子
第21回『中国と日本の鍼灸の違いについて』<赤門教職員コラムリレー>
今回のコラムは『日本と中国の鍼灸の違い』についてお話します。
鍼灸治療は、2千年以上前に中国で誕生しました。
治療器具は、現代のような金属を細くする加工技術はないため、石を鋭利に加工したものを用いて鍼治療を行っていました。中国の漢代(漢王朝の時代)になると、鍼灸治療の理論をまとめた本「黄帝内経(こうていだいけい)」が出来ました。
飛鳥時代に朝鮮から日本へ伝わり、その後、江戸時代に最も盛んになり日本に広く鍼灸治療が普及しました。
伝来当初より日本と中国の鍼灸は、其々に独自の発展をしています。
現代の両国の鍼灸治療の相違点について説明します。
①鍼治療について
[日本] 鍼管を用いて刺入しやすく、痛みを最小限に抑える管鍼法が主流です。細い鍼による低刺激の治療方法が多いです。
[中国] 鍼管を用いず、手首のスナップを使い、直接鍼を肌に刺入します。また、日本より、太い鍼や長い鍼を使い、強刺激の治療方法が多いです。
②鍼灸師の資格について
[日本] 国家資格のはり師、きゅう師の資格を取得のため、専門学校(3年間)・大学(4年間)で学びます。日本の鍼灸師は、主に鍼灸のみを用いて治療を行います。(漢方薬の処方や医薬品の使用はできません)
[中国] 国家資格の中医師の資格を取得のため、大学(5年間)後に病院等研修(1年間)で学びます。中医師は、鍼灸治療と漢方薬、西洋薬等を合わせた鍼灸治療を行います。
③鍼灸治療の普及について
治療場所も両国で違いがあります。
[日本] 鍼灸治療院
[中国] 病院
中国は、日本よりも1日あたりの患者数や治療する症状・病状も多いと感じます。
これは、鍼灸治療を取り巻く日本と中国の社会保険制度の違いが、両国の普及度の違いに現れているのだと考えられます。
今回は、日本と中国の鍼灸の違いをお話ししましたが、鍼灸は世界に広がっています。
世界の9割の国々(ヨーロッパやアメリカ・ブラジル・韓国・台湾など)で鍼灸治療が行われ、日々発展しています。
日本の鍼灸を学んだ後に、留学などにより諸外国の様々な鍼灸治療を勉強し、知識を高めることもできます。鍼灸は、知識や治療方法の奥が深く膨大です。そういった様々な知識を使い患者を治療するやりがいのある仕事だと思います。
(学校法人赤門宏志学院 法人本部総務)坂本浩樹
第20回『柔道整復師による整復の凄さ!』<赤門教職員コラムリレー>
柔道整復師は、日常におけるケガ、スポーツによるケガなど骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷などに対し、手技により自然治癒力を引き出す施療していくスペシャリストです。
「柔道整復学・理論」として骨折・脱臼・軟部組織損傷などの外傷・障害を学び、「柔道整復学・実技」として損傷に対しての整復処置、固定、後療を施し早い社会復帰させることを学んでいます。
柔道整復師は問診、視診、触診、計測、検査など、「手」によって状態を把握し、骨折、脱臼においては応急処置として変形を整復・固定し、疼痛を軽減できます。
スポーツ現場での応急処置、災害時での救護など医療診察機器のない状況においても、柔道整復師は日常におけるケガと同じように処置できる強みがあります。
現在は国家資格を取得後、開業、病院勤務、接骨院・整骨院勤務、スポーツトレーナー・救護、介護のケアマネージャー・機能訓練指導員、柔整学校専科教員などに様々な分野において活躍しています。
(専任教員) 太田作郎