お知らせ

第22回『ママとベビーのための鍼灸[逆子・つわり解消]』<赤門教職員コラムリレー>

ママとベビーの鍼灸

妊娠初期に妊婦さんを悩ませる「つわり」は、全くない人もいれば、点滴や入院など重症化する方もいらっしゃいます。
「つわり」はベビーからママへの「無理しないで」というメッセージであるというのです。

しかし、症状がひどいと不安になり体調管理するのにも一苦労ですよね。

現代医学では妊娠初期の「つわり」は、生理的なもので、軽症なものは病気と考えませんが、東洋医学では、身体の異常と考え、症状に合わせオーダーメード治療をいたします。

今回は、軽症なつわりの軽減法をご紹介いたします。

1:吐き気を抑える「内関(ないかん)」
内関:前腕の内側、手首から肘に向かい、手首の付け根の中央から指2本分の所に皮内針または按圧してみてください。
同時に足三里、太衝穴もプラスすると効果的!

つわり軽減

2:胃腸の不調に「章門(しょうもん)・京門(けいもん)」
章門は胃や肝臓の働きを助けるツボで、消化不良や吐き気、手足がだるいなどの症状を和らげてくれます。
京門は胃腸の不調、吐き気に効果的です。
いずれも脇腹にあるので、軽く撫でるか、温灸器(棒灸)などで温めるように施術します。

つわり軽減

3:早朝、空腹時のつわりの救世主「梅番茶」!
お茶碗に梅干し1個すりつぶす。ショウガの汁少々、醤油1~2滴を加えて熱い番茶を注ぐ。
梅番茶は新陳代謝を促進し、血行をよくして胃腸の働きを活発にするので、吐き気やむかつきなどの症状を抑えてくれることでしょう。

個人差はありますが、軽症であれば、病院と連携しながら、上記のような鍼灸・マッサージ治療も有効ですが、重症な妊娠悪阻は必ず病院受診をおすすめします。
かけがえのないベビーとの対面を楽しみながら、焦らず、ゆっくり、少しずつママになっていただきたいです。

(専任教員)川嶋睦子

河北新報「女性のページ」に掲載されました。

河北新報朝刊

令和2年2月8日(土)の河北新報朝刊の「女性のページ」に、冷えなど特に女性にみられやすい症状の対策として「お灸について」掲載されました。

河北新報朝刊(PDF)はこちら>

第21回『中国と日本の鍼灸の違いについて』<赤門教職員コラムリレー>

中国と日本の鍼灸の違いについて赤門教職員コラムリレー

今回のコラムは『日本と中国の鍼灸の違い』についてお話します。

鍼灸治療は、2千年以上前に中国で誕生しました。
治療器具は、現代のような金属を細くする加工技術はないため、石を鋭利に加工したものを用いて鍼治療を行っていました。中国の漢代(漢王朝の時代)になると、鍼灸治療の理論をまとめた本「黄帝内経(こうていだいけい)」が出来ました。
飛鳥時代に朝鮮から日本へ伝わり、その後、江戸時代に最も盛んになり日本に広く鍼灸治療が普及しました。

伝来当初より日本と中国の鍼灸は、其々に独自の発展をしています。
現代の両国の鍼灸治療の相違点について説明します。

①鍼治療について
[日本] 鍼管を用いて刺入しやすく、痛みを最小限に抑える管鍼法が主流です。細い鍼による低刺激の治療方法が多いです。
[中国] 鍼管を用いず、手首のスナップを使い、直接鍼を肌に刺入します。また、日本より、太い鍼や長い鍼を使い、強刺激の治療方法が多いです。

②鍼灸師の資格について
[日本]  国家資格のはり師、きゅう師の資格を取得のため、専門学校(3年間)・大学(4年間)で学びます。日本の鍼灸師は、主に鍼灸のみを用いて治療を行います。(漢方薬の処方や医薬品の使用はできません)
[中国]  国家資格の中医師の資格を取得のため、大学(5年間)後に病院等研修(1年間)で学びます。中医師は、鍼灸治療と漢方薬、西洋薬等を合わせた鍼灸治療を行います。

③鍼灸治療の普及について
治療場所も両国で違いがあります。
[日本] 鍼灸治療院
[中国] 病院
中国は、日本よりも1日あたりの患者数や治療する症状・病状も多いと感じます。
これは、鍼灸治療を取り巻く日本と中国の社会保険制度の違いが、両国の普及度の違いに現れているのだと考えられます。

今回は、日本と中国の鍼灸の違いをお話ししましたが、鍼灸は世界に広がっています。
世界の9割の国々(ヨーロッパやアメリカ・ブラジル・韓国・台湾など)で鍼灸治療が行われ、日々発展しています。
日本の鍼灸を学んだ後に、留学などにより諸外国の様々な鍼灸治療を勉強し、知識を高めることもできます。鍼灸は、知識や治療方法の奥が深く膨大です。そういった様々な知識を使い患者を治療するやりがいのある仕事だと思います。

(学校法人赤門宏志学院 法人本部総務)坂本浩樹

2月4日業界説明会を開催しました。

業界説明会

『公益社団法人 日本柔道整復師会』による業界説明会が2月4日(火)13:10 から行われました。

業界説明会

業界説明会

業界説明会

業界説明会

坂本正憲校長の開会挨拶に始まり、『日本柔道整復師会副会長 萩原正和先生』『日本柔道整復師会 事業運営部長 豊嶋良一先生』『宮城県柔道整復師会 会長 櫻田裕先生』より、柔道整復師の原点や歴史、学生自身に必要な心構え、進路となる業界の現状等、大変重要なお話頂きました。

鍼灸柔整新聞に掲載されました。

第1回日本伝統医療看護連携学会学術大会の様子が令和2年1月25日(土)の鍼灸柔整新聞に掲載されました。

鍼灸柔整新聞(PDF)はこちら>
日本伝統医療看護連携学会公式ホームページはこちら>

第20回『柔道整復師による整復の凄さ!』<赤門教職員コラムリレー>

柔道整復の凄さ

柔道整復師は、日常におけるケガ、スポーツによるケガなど骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷などに対し、手技により自然治癒力を引き出す施療していくスペシャリストです。

「柔道整復学・理論」として骨折・脱臼・軟部組織損傷などの外傷・障害を学び、「柔道整復学・実技」として損傷に対しての整復処置、固定、後療を施し早い社会復帰させることを学んでいます。

柔道整復師は問診、視診、触診、計測、検査など、「手」によって状態を把握し、骨折、脱臼においては応急処置として変形を整復・固定し、疼痛を軽減できます。

スポーツ現場での応急処置、災害時での救護など医療診察機器のない状況においても、柔道整復師は日常におけるケガと同じように処置できる強みがあります。

現在は国家資格を取得後、開業、病院勤務、接骨院・整骨院勤務、スポーツトレーナー・救護、介護のケアマネージャー・機能訓練指導員、柔整学校専科教員などに様々な分野において活躍しています。

(専任教員) 太田作郎

さくら整骨院

施術内容 接骨
開業日 平成11年6月9日 開業
院長名 佐藤 憲正
卒業情報 柔道整復学科 平成4年度卒業
住所 〒321-4303栃木県真岡市738-2
電話 0285-81-7163
ホームページ https://hietorisakuraseikotuin.jimdofree.com/
営業時間 月曜日:8:30~18:30(お昼休み12:30~15:00)
火曜日から金曜日:8:30~18:30
(お昼休み12:30~15:00)
土曜:8:00~17:30
定休日 日曜日
駐車場有無 あり

第19回『スポーツと鍼灸』<赤門教職員コラムリレー>

鍼灸治療はスポーツの世界でも多く取り入れられています。怪我をした時、疲労回復のため、怪我予防のケアをするのがアスレティックトレーナーですが、この職種は鍼灸の資格を持ちながら活躍している人が多く、たくさんのプロアスリートが鍼灸治療を受けていると言われています。実際テレビ番組でアスリートの密着取材を見ると、チームのトレーナーや治療院で鍼灸治療を受けている様子を見ることが多々あります。

また、フィギュアスケートや大相撲などのトップアスリートが“貼る鍼”を使用しながら競技をしている様子はインターネット上で確認することができます。この貼る鍼は「円皮鍼(えんぴしん)」と言われ、画鋲状の短い鍼で、最近はテープ付きのものが広く使われています。鍼灸師指導のもとであれば、一般の方でも自分の体に使用することができ、自宅でのケアや競技前のセルフケアの一環として使うこともできます。円皮鍼は、持続的な刺激を与えることができるため、競技時の筋痛・筋疲労に効果があると言われており、また疼痛にも有効とされています。

鍼灸治療と聞くと、鍼治療のイメージが強いかもしれませんが、灸も多く用いられているようです。治療院などでは鍼刺激と共にお灸を行う「灸頭鍼(きゅうとうしん)」をする先生もおり、某女子サッカーチームのトレーナーさんは、灸を多く使っているということでした。
昨年日本で「世界国会議員ラグビーワールドカップ2019」(9か国の国会議員で構成するチームの対抗戦と親睦を兼ねた大会)が開催され、9名の鍼灸師が2日間で100名を超える選手に鍼灸ケアを行っています。アスリートにとって体をケアするために鍼灸が欠かせないことがわかる数字ではないでしょうか。

本校の入学希望者の中には、トレーナーを目指す学生はもちろん、トレーナーの勉強を他の専門学校や大学でした後に入学する学生、実際にスポーツの現場で働いてから、やはり鍼灸の資格が必要だと感じて入学する学生もいます。

(専任教員)高橋はるか

12月21日(土)オープンキャンパスのご参加ありがとうございました!

2019年12月21日(土)に赤門鍼灸柔整専門学校青葉山校舎にてオープンキャンパスを開催いたしました。
ご参加いただいた皆さんありがとうございました!


【開催内容】
・あん摩マッサージ指圧治療体験
・柔道整復j実技体験
・学校説明
・個別相談会

赤門鍼灸柔整専門学校では今後もオープンキャンパスを実施する予定です。

オープンキャンパスについて詳細はこちら

お友達同士、ご家族、もちろんお一人様でも歓迎しますので、ぜひ赤門を体感しに来てくださいね!

第18回『ママとベイビーのための東洋医学(妊婦編)』<赤門教職員コラムリレー>

仙台発祥の操体法について、述べていきます。
これは、橋本敬三先生(医師)が、人間の身体に合った動きについて、体系化されたものです。

操体法には、基本行動があり、それは、自分で行わなければならないものが4つあり、呼吸、飲食、神経活動、身体運動です。それらに環境との関わりがあります。

呼吸は腹式呼吸で行い、身体運動は、操体法では、無理せず、動きやすい方に動くようにします。飲食、精神活動に関しては、個々の考え方がありますので、それぞれの考えで行ってもらった方が良いと思います。

操体法の操作は、腹式呼吸で楽な方に動かしてもらい、少しタメ(相手がいる場合は抵抗)をつくり、息を吐くと同時に瞬間脱力をすることで、筋等を緩めて行き、身体の調整を行っていきます。

妊娠による、腰痛、便秘に対する自己操体法について述べていきます。

①タメを作るための抵抗には、枕や座布団などを置いて行うようにします。相手がいる場合は、操作をしてもらい抵抗を与えてもらって下さい。
仰臥位で両膝を立て、足背を上げて行き、息を吐くと同時に急の力を抜くと同時に脱力する。(両膝の裏・ひかがみ(膝窩)の圧痛を見てから行うが、わからない場合は見なくとも良い。)

②片方の膝を立て、内側、または外側に倒し、楽な方に倒し息を吐くと同時に急に力を抜
いて脱力する。反対側も試す。
膝を立て、左右に倒し、楽な方へ倒し、息を吐くと同時に急に力を抜いて脱力する。

③骨盤を左右に動かし楽な方へ行い、息を吐くと同時に急に力を抜いて脱力する。
盤を左右上下に動かし楽な方へ行い、息を吐くと同時に急に力を抜いて脱力する。
骨盤を頭方、足方に動かし楽な方へ行い、息を吐くと同時に急に力を抜いて脱力する。(片方の足を伸ばすことにより、伸ばした方の骨盤が足方に、反対側の骨盤が頭方に動く。)

操作をしてくれる相手がいる場合は2~3回、一人で行う場合は、3~5回行います。一人で行う場合は、倒す側に、枕か座布団等を置いて、それに倒す側を押し付け、抵抗の代わりにします。
これらの操作の内、どちらも楽な場合は、その操作を省いてもいいです。

(専任教員)糟谷俊彦

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