柔道整復師の資格を取得するには、厚生労働省が認定した専門学校、文部科学省が認定した短期大学、大学いずれかへ通う必要があります。学校への入学には高等学校卒業など大学入学資格がある者が対象となり、修業年限は基本的に専門学校、短期大学では3年、大学では4年になります。
学校では、一般教養としての基礎分野(外国語や自然科学など)、人の身体の構造や機能(解剖学・生理学など)や疾病(一般臨床医学など)、外傷の治療法や予防(柔道整復学)、また歴史的に重要な柔道、実際の研修施設で学ぶ臨床実習などを実技も含めて学び、最終学年に柔道整復研修試験財団が実施する国家試験を受けて合格すると厚生労働大臣より「柔道整復師」の免許が与えられます。
国家試験は必修問題の正答率が80%以上、一般問題の正答率が60%以上と両方満たした場合に合格となります。全国の新卒の合格率は例年70%後半から90%程度となっています。過去にどんな傾向の問題が出たのかを確認する意味で国家試験の過去問題を勉強するのはもちろんですが、さらに教科書をしっかり勉強していく必要があります。
本校では、オリジナルの問題が多数ありますので、それを基に教科書をしっかり勉強し覚えて合格を目指していきます。
(学科副主任兼教務副主任)石垣寛高