赤門鍼灸柔整専門学校はスポーツ大会のボランティア活動を行っております。
スポーツ大会のボランティア活動は学校の実技授業では経験できない急性の怪我、慢性の関節痛、各競技によって違いが出る特殊な症状等を施術することで、より実践的な職業教育をすることを目的としています。
しかしながら、2020年度、2021年度の現在までは学校のコロナ対策としてスポーツ大会の外部実習を自粛している状況です。そこで2019年度のスポーツ大会ボランティアについて振り返りたいと思います。
まず、5月の『仙台国際ハーフマラソン大会』から始まりました。宮城県鍼灸師会主催の「はり・きゅう救護テント」に臨床実習として参加させて頂き、実際の鍼灸師の救護を見させていただきました。学生は初めて見る治療に緊張と楽しさが見え隠れしていました。実際に免許を取得してからも機会がないと救護で治療する事はないので本当にいい経験になります。
2019年度7月から2020年度2月までは仙台市学区民体育振興会連合会(※1)のスポーツ大会の救護ボランティアに参加させていただきました。
7月は仙台市学区民家庭バレーボール大会、8月は仙台市学区民ソフトボール大会、11月は仙台市学区民バドミントン大会、12月は仙台市学区民卓球大会、2月はグラウンド・ゴルフ大会と様々な競技の救護ボランティアをさせていただきました。競技により肩、膝、足関節と様々な症状があり、学生は実際に手技をすることにより学校の授業では体験できない実際の治療現場を体験できます。
実際に学生自ら色々な体験をすることにより、将来の治療家としての自分を想像でき、学校の勉強も意欲的に取り組めているようです。
※1 仙台市学区民体育振興会連合
https://www.spf-sendai.jp/mytown/taishin.html
仙台市学区民体育振興会は、現在、仙台市の小学校区ごと全120学区に設立されており、その歴史も古く、40年を越えております。簡単に言いますと、地元(小学校区)の大人のスポーツクラブ・サークルといった感じで、各種スポーツ大会へ参加したり、学区民運動会等の事業を通して、地元学区民の体力向上や健康増進を目指しています。このようなスポーツ活動を中心に地域コミュニティーの発展に寄与することを目的として日々活動しています。
(専任教員)古川雄一郎